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【インタビュー】Ma’Scar’Piece、音と物語が共鳴する瞬間「これからも私たちについてきてくれると嬉しい」

音楽原作キャラクタープロジェクト『電音部』の“シモキタザワエリア”とリンクする形で活動するトランスアイドルグループ・Ma’Scar’Piece。ストーリーと連動したキャラクター性、重低音が響く楽曲、そしてメンバーの個性が解き放たれるステージによって、現在アイドルシーンの中で存在感を一気に高めている。今回、彼女たちに、グループの成り立ち、新曲「TOKYO」「REVOLUTION ANTHEM」、定期イベント『Ma’Scar’Beat』の魅力、そしてこれから目指す未来について話を訊いた。

編集協力:竹内伸一
撮影:河邉有実莉

重低音がすごいので腸活にもなる。一石二“腸”だと思います(笑)

――まずMa’Scar’Pieceがどういうグループなのか教えていただけますか?

咲間 バンダイナムコエンターテインメントさんの音楽原作キャラクタープロジェクト『電音部』の中の“シモキタザワエリア”とリンクする形で活動しています。“令和のトランスアイドル”を掲げて、トランスミュージックを中心とした音楽をお届けしています。“シモキタザワエリア”には、近未来の下北沢の高校に通う5人の女の子のキャラクターがいるんですけど、その声優も私たちが務めさせていただいていて。その子たちが『電音部』という部活をやっているというストーリーなんです。なので、私たちも歌とダンスだけじゃなくて、ストーリーに合わせてDJもしています。

咲間なぎ

――一般的なアイドルグループとは違って、メンバーそれぞれがキャラクターを演じている部分もあるんですね。

大森 キャラクターと本人の性格が違う子もいます(笑)。(デビュー当初から参加している)3人(甘崎、咲間、多々良)は、キャラクターが先だったんだよね?

大森莉緒

咲間 キャラクターが先に作られていて、それに合ったメンバーが選ばれました。

甘崎 だから、実際の自分とはちょっと違ったりします(笑)。それこそ私はけっこう男の子みたいな見た目をしているというか、けっこう強めなキャラクターなんですけど、実際の私はめちゃめちゃ女の子っぽいものが好き(笑)。でも、性格はちょっと似ている部分もあって共通点もあります。

甘崎結依梨

――大森さんと山本さんは、もともとほかのグループで活動していました。キャラクターとしても活動するグループに加入することについてはいかがでしたか?

大森 私と山本は、1つ前に参加していたグループ(×純文学少女歌劇団)でもキャラクターがあったんです。だから“今回もまたキャラクターがあるグループだな”って思いました(笑)。

一同 はははは(爆笑)。

大森 でも、やっぱり普段とは違う自分を見せられるチャンスだと思うので、キャラクターがあるのはいいことだなとは思います。

――なるほど。キャラクターにはすぐに馴染みました?

大森 はい! あとから入った私たちの場合は、わりと当て書きっぽく本人に寄せてくれた部分もあるので。

多々良 コミックスもあるんですけど、その物語自体も私たちに実際に起きた出来事を、キャラクターに当てはめているような部分があるんです。私たちがライブをやって成長していくと、そのキャラクターも発展していくみたいな感じになっているので、キャラクターコンテンツではあるけど、またちょっと違う視点があるものになっている気がします。私たち自身としっかりつながったキャラクターだと思います。

多々良ゆら

――物語とリアルが密接に融合しているんですね。Ma’Scar’Pieceは定期イベント『Ma’Scar’Beat』を開催しています。

多々良 私たちの今現在を知ることができるイベントだと思います。定期的に観られるからこそ、私たちの成長も感じてもらえるだろうし、何よりもこのイベントでしか聴けないものもあるので、そこにも注目してもらいたいです。定期イベントでは“まさにトランス”っていう曲も多いので、ぜひトランスを聴きにきてほしい。私たちの主催イベントは、重低音がホントに強いんですよ。あの……ははは(笑い出す)。あの、ボケを考えてきちゃったんですけど(笑)。

一同 はははは(爆笑)。

甘崎 言っちゃいなよ(笑)。

多々良 えっと、重低音がすごいので腸活にもなります。一石二“腸”だと思います(笑)。でも腸がぶるぶるぶるって震えるくらいすごい重低音なので、ぜひ体験してほしい。健康になります(笑)。

――(笑)。会場もクラブなので、重低音が効いていますよね。

大森 そうですね。だから(音響面でも)迫力があると思います。それとDJもやるんです。普通のライブではDJはやらないので、DJしている姿が観られるのも定期イベントの注目ポイントだと思います。

多々良 曲も私たちで選んでいるので、それぞれの個性とか、好きな曲とか、そういうものがDJでわかるんじゃないかと。素敵なオリジナル曲と自分たちの好きな音楽が混ざり合うところが、定期イベントの魅力の1つだと思います。

――対バンイベントとは違う表情のMa’Scar’Pieceに出会えるんですね。

多々良 そう思います! 『電音部』自体、“新しい音楽に遭遇する”っていうのを掲げているんです。私的にもそれを大事にしたくて。私は音楽が大好きで、みんなにも新しい音楽に出会って、新しい楽しみを見つけてほしいって気持ちが強いので、DJができることがすごく嬉しいです。DJ、楽しいです!

海外に刺さるのかなと思っていて、海外にも出ていきたい

――7月には、新曲「TOKYO」と「REVOLUTION ANTHEM」を配信リリースしました。

大森 「REVOLUTION ANTHEM」は初めて聴いた時“最高!”ってなりました(笑)。良い曲すぎて、これはもう盛り上がるなって。メンバーみんなにもすごく好評です。この夏にぴったりだと思うし、私たちはけっこう強めでやっているので、私たちにぴったりな曲だと思っています。「TOKYO」は“テーマパークみたいな曲だね”ってみんなで言ってて、特に間奏のダンスとかテーマパークみたいに一緒に楽しめる感じになっていると思います。メンバーで振りを考えたりもしているし、みんなで楽しめる曲ですね。

――「TOKYO」は、英語でラップするパートもありますよね。

大森 そうなんですよ。でも、(多々良)ゆらが英語が得意なので、“この発音はどうやるの?”って教えてもらいながらやってます。心強いですね。

――お話をうかがっていると、Ma’Scar’Pieceはメンバーのバランスがとても良いですね。

甘崎 めちゃめちゃいいと思います。

大森 ホント、バランス良いと思います。

――今後の活動について教えていただけますか?

山本 ライブ活動をはじめ、DJにも力を入れて頑張りたいなって思っています。MVのコメント欄を見ると、海外の方がすごく多くて、私たち、けっこう海外に刺さるのかなと思っていて。コンセプトや楽曲が海外でも受け入れてもらえるものなのかなって思うので、個人的には、海外にも出ていきたいです。

山本愛梨

――大森さんは、5月に台湾で開催されたイベント(TIF ASIA TOUR&acosta!コラボイベント)に出演していましたよね。

大森 DJをやってきました。初DJが台湾でした! 1人で30分回したんですけど、めちゃくちゃ緊張しました。

甘崎 Ma’Scar’Pieceとしても台湾に行くことが決まっているので、頑張りたいです。

多々良 3人の時にも上海でライブを1度やっているんです。その時は忘れられないくらい盛り上がって。私たちもまだデビューしたばかりで……2ヵ月くらいだったのかな。まだファンの方もそんなにいなかったのに、“絶対私たちのこと知らないだろうな”っていう人たちがフロアでぐるぐる回ったりしてて、すごい熱量だったので、私たちは海外でもウケるはずって、その頃から感じています。

――これからは日本のみならず、ワールドワイドに活動していくと。では、最後に読者にメッセージをお願いします。

大森 最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。そして、いつもMa’Scar’Pieceを応援してくださって、ありがとうございます。今年の夏でちょうど1周年ということで……私と山本はまだ半年ちょっとですけど、こうしてMa’Scar’Pieceとして一緒に活動できていることが本当に嬉しいです。私自身は5つ目のグループなんですけど、 “やり切った”と思えるところまで行きたいです。このグループでなんとしても売れたいって気持ちでいますし、今の私たちならいけるんじゃないかっていう自信もあるので、これからも私たちについてきてくれると嬉しいです。よろしくお願いします!

一同 (口々に)お願いします!

「TOKYO」配信サイト
「REVOLUTION ANTHEM」配信サイト

『Scratch vol.2 ~Ma’Scar’Piece 1st Anniversary SP~』

開催日時:2025年8月15日(金)12:00開場/12:30開演
会場:KT Zepp Yokohama
出演者 :Ma’Scar’Piece /ambitious / 可憐なアイボリー / Jams Collection / 高嶺のなでしこ / ドラマチックレコード /福を架ける少女 / Mirror,Mirror / 夜光性アミューズ / 他 ※五十音順

『Scratch vol.2 ~Ma’Scar’Piece 1st Anniversary SP~』情報ページ

定期公演Ma’Scar’Beat vol.3

開催日程:2025年9月27日(土)
会場:ATOM TOKYO-SHIBUYA-

『Ma’Scar’Beat vol.3』情報ページ

Ma’Scar’Piece公式サイト
Ma’Scar’Piece公式X
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