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【TIF2025 メインステージ争奪LIVE 前哨戦 1部レポート】THE ENCORE、selfish、Honey Devil、MEGAFONが、夢の舞台を目指して強い覚悟を示したパフォーマンスを披露
『TOKYO IDOL FESTIVAL 2025 supported by にしたんクリニック メインステージ争奪LIVE 前哨戦』が、6月15日(日)にGARDEN 新木場FACTORYにて開催された。
『メインステージ争奪LIVE』は、『TOKYO IDOL FESTIVAL』に初出演のグループがメインステージへの出演をかけて競い合うライブバトル企画。これまでにアイドルネッサンス、26時のマスカレイド、タイトル未定ら注目アイドルが優勝を果たしてきた。
今年の『メインステージ争奪LIVE 前哨戦』には、1部にTHE ENCORE、selfish、Honey Devil、MEGAFON、2部にAOAO、雨のち、ハレーション、Tohkei、My_Stageが出演。多彩なパフォーマンスを披露して、観客にその魅力を全力でアピールした。
本稿では、1部のイベントレポートをお届けする。
◎THE ENCORE
熱気に満ちた渾身のパフォーマンス

会場から(前哨戦)“スタート!”の掛け声が上がると、トップバッターのTHE ENCOREが静かにステージに登場。中央で円陣を組むと“THE ENCORE、行くぞ!”と声を上げ、前哨戦の幕を切って落とした。
アップテンポな「Wings!」のイントロに合わせて巻き起こった大きなコールに支えられるように、7人はきびきびと小気味良く歌い踊る。しかし、相当に気合が入っているようで、“行くよ!”“飛べ!”“足りない!”“本気を聞かせて!”などと絶叫し、観客をぐいぐいと巻き込んで大きなうねりを生み出していく。その手腕は見事なもので、特に「いちばん星」では“会場全員でっかい「アンコール」の声を聞かせてください!”と叫んで、フロアから”アンコール”の大コールを引き出し、会場のテンションをマックスに。
最後は“最後の最後まで私たちの気持ちをぶつけさせてください! 絶対メインステージに行くぞ!”と大絶叫し、コールが加熱し、ジャンプが続出する中、「青春パラグラフ」を7人で声を合わせて歌い上げる。それは渾身と言っても過言ではないほど熱気に満ちた素晴らしいパフォーマンスだった。
■セットリスト
Wings!
サカサマ↑↓アイラビュー
クリアメモリーズ
いちばん星
青春パラグラフ
◎selfish
熱い想いを全力で届けたステージ

2番手のselfishも暗転中にステージに登場。「Bon voyage」をしっとりと歌い出して、会場の雰囲気を一変させると曲のテンポが上がり、6人の動きもダイナミックなものとなり、サビでは激しく拳を振り上げて、会場のテンションを高めていった。
“全員で盛り上がっていきましょう!”と声を上げて始まった「Blue」では、しなやかに踊りながら、真っ直ぐな歌声を届けていく。そんな歌声に合わせてフロアでは青いサイリウムが揺らめき、美しい景色を作り出した。いやしかし、彼女たちの伸びやかでエモーショナルな歌声は見事。特に「喝采」では6人がそれぞれに感情を込めて歌いつなぎ、大サビの最後でその声を重ねて聴き応えのあるシーンを作り出す。そこに観客の声も加わり、感動的な大合唱が生まれた。
ラストの「My pace」では、“メインステージに向けてがむしゃらに進んで行きます! 最高の夏を過ごしましょう!”と声を上げて、弾むように踊り、高らかに歌う。アウトロでは“ありがとうございました! 絶対に夢のメインステージへの切符を勝ち取ります!”と熱い想いを吐露。さらに、歌い終えると“最高のライブをお届けできたと思います。いかがでしたか?”と問いかける。会場は大きな拍手で彼女たちの奮闘を讃えていた。
■セットリスト
Bon voyage
Blue
喝采
NO SUMMER NO BLUE
星屑
My pace
◎Honey Devil
多彩な魅力を解き放って会場をロック

SEに合わせて“行くよ〜!”“クラップ!”と影ナレで会場を煽ると、Honey Devilが弾むようにステージに姿を現し、すかさず“オイ!オイ!”のコールを促す。大コールに加えてクラップも沸き起こる中、“君の心を奪いにやってきました!”と「君を好きになっちゃった」へとなだれ込み、彼女たちの前哨戦が始まった。7人は可愛らしくもキビキビと歌い踊り、“もっともっとほしいな”とコールを可愛らしくおねだりすることも忘れない。かと思えばサビでは足を上げる振り付けをしっかり揃え、見応えのあるシーンを作り出し、そのスキルの高さを示した。
「IDOL HOLIC」では、そこに激しさが加わる。めまぐるしく動き回り、感情のこもった歌声を披露。“伝説を残しにやってきました!”と堂々と宣言した「なんばーわん宣言!」では、再び可愛らしさ全開……どころではなく、大げさなくらいに可愛らしくパフォーマンス。しかしながら要所でダイナミックな動きもくり出して、観る者を飽きさせない。さらにロックチューン「恋恋カミング」では動きを加速させつつ、“お前ら〜!”という荒々しい煽りも。
“みなさんの声が聞けて幸せでした。最後まで声を聞かせてください!”とラストの「あざととらっぷ」に突入すると、会場のコールはさらに迫力のあるものに。その声に乗せられるように彼女たちのパフォーマンスにさらなる熱気がみなぎる中、ライブは大団円。Honey Devilのさまざまな魅力が垣間見られた充実の20分だった。
■セットリスト
SE
君を好きになっちゃった
IDOL HOLIC
なんばーわん宣言!
恋恋カミング
あざととらっぷ
◎MEGAFON
ダイナミックなパフォーマンスが生んだ狂騒

“MEGAFON、始まるよ〜”のSEの声が聴こえると、会場から大コールが発生。SEがメンバーを1人ずつコールすると、それに合わせて思い思いにポーズを決め、会場のクラップがそれを守り立てると、“思い切りぶち上げていきましょう!”と絶叫してライブがスタートした。
彼女たちは「ビシバシデシベル」から全力疾走といった様相。楽しげな表情を見せながらもスピード感満点かつ激しく動き回る。さらに感情を込めて歌い上げる場面もあり、一筋縄ではいかない変幻自在ぶりだった。“最高の夏にしましょう!”と声を上げた「えんじょいなす!」では、その動きが加速。大暴れでステージを駆け回りながら、要所で切れ味鋭い動きも披露し、観客の視線を集めていった。「夏に恋してる」では今度は可愛らしさが増幅。ちょっと切なげな歌声を聴かせた……かと思えば、叫ぶように歌い上げる。場面ごとに見事にコントラストを描いてみせた。
“新木場、ぶち上げていきましょう!”と絶叫するとラストの「シャウト・シャトル」へ。アップテンポのこの曲を7人は全身全霊で激しく歌い踊る。サビでのヒザを蹴り上げる振り付けでは、あまりのダイナミックさに、ヒザが頭よりも高く上がっているのではと錯覚を覚えるほどだった。会場はもちろん大沸騰。それはこの日1番の狂騒だった。
■セットリスト
SE
ビシバシデシベル
えんじょいなす!
MC
夏に恋してる
シャウト・シャトル
◎結果発表

会場投票&WEB投票の結果、1位:selfish、2位:THE ENCORE、3位:Honey Devil、4位:MEGAFONとなり、selfishとTHE ENCOREの2組が8月1日(金)に行なわれる『TOKYO IDOL FESTIVAL 2025 supported by にしたんクリニック メインステージ争奪LIVE 決勝戦』に進出することとなった。
selfishコメント

今日まで本当にたくさんの方に支えられてきたんだなと、しみじみ感じながら“絶対に通過するぞ!”という気持ちで挑みました。
パフォーマンスも、しっかり後悔なくやりきることができ、みなさんのおかげで1位という結果に繋がり、本当に嬉しいです。
まだまだこの先、もっともっと頑張っていきたいと、改めて強く思えた1日でした(佐々木七海)。
THE ENCOREコメント

今回、私たちTHE ENCOREは名古屋から出演させていただきました。東京での開催ということで不安も大きかったのですが、たくさんの方が応援に駆けつけてくださって、本当に愛されているんだなと、ファンのみなさんのパワーを強く実感した1日になりました。
そして、嬉しい結果をいただけて本当に嬉しいです。
ここがゴールではないので、メインステージ出場を目指して、これからもっともっと力をつけて頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました(野々咲実希)。
撮影:河邉有実莉
レポート:竹内伸一
『TOKYO IDOL FESTIVAL 2025 supported by にしたんクリニック』

日程:2025年8月1日(金)、2日(土)、3日(日)
会場:お台場・青海周辺エリア
主催:TOKYO IDOL PROJECT
公式サイト