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【六本木アイドルフェスティバル2025ライブレポート】fav me、弾むように舞い、真っ直ぐに響いた声の軌跡

テレビ朝日が主催する真夏の恒例アイドルイベント『六本木アイドルフェスティバル2025』が、7月26日(土)&7月27日(日)に六本木ヒルズアリーナにて開催された。両日合わせて40組を超えるアイドルが、野外ステージで多彩なパフォーマンスを披露し、六本木に大きな熱狂をもたらした。本稿は、7月26日に出演したfav meのライブレポートとなる。



SEに乗って弾むようにステージに現れたfav meのライブは、澪川舞香が「蒼のラブレター」を伸びやかに歌い出して始まった。イントロに突入すると小野寺梓が何かを語りかけるが、会場の大コールがその声をかき消してしまう。それくらい冒頭から観客が大きな盛り上がりを見せる中、7人は時にダイナミックに、時にしなやかに場面ごとにしっかりと見せ場を作っていった。大サビでは拳を振り上げて真っ直ぐに歌い上げると、会場からはさらに大きな歓声が上がった。

澪川舞香『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)
小野寺梓『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)

続く「あの空はずっとキミの色」では、阿部かれんが元気よく歌い出し、続いて瀬乃まりん、丸山蘭奈、澪川、小野寺とメンバーが歌い継いでいく。その動きは軽やかでありながら、しっかりと動きを合わせて、ここでも見応えのあるシーンを続出させた。

阿部かれん『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)
瀬乃まりん『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)
丸山蘭奈『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)

インスト曲「CONNECT」に乗せて、中本こまりが“最後まで楽しんでいきましょう!”、川岸瑠那が“最高の夏を一緒に過ごしましょう!”と会場を煽って「すきなんかじゃ…にゃい!」へとつなぐ。ここでは曲名にあるように7人が猫のような仕草で魅了。瀬乃が思わせぶりな笑顔でアピールし、澪川が“あ~、もうしらない!”の台詞をキュートに決め、阿部は配信中継用のカメラに向かってウィンク、中本は途中の台詞パートで“みんなが可愛い言ってくれるのが嬉しくて、今日はデコ出しにしたの!”と笑顔を振りまくなど、7人の可愛らしいパフォーマンスが炸裂した。

中本こまり『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)
川岸瑠那『六本木アイドルフェスティバル2025』(2025年7月26日/六本木ヒルズアリーナ)

再び「CONNECT」に乗って自己紹介を済ますと後半戦へ。「ケーキを食べればいいんじゃない!?」を小気味よく楽しそうにパフォーマンス。観客も彼女たちの歌声を凌駕するほどの大きなコールで7人を盛り立てていく。最後にケーキを食べるポーズをこれまた超可愛らしく決めると、“うお~!!!”という大歓声が上がった。

鐘の音が鳴り響いて「New World」へと突入。可愛らしくもにぎやかなライブをくり広げてきた彼女たちだったが、最後はやや趣を異にして、真っ直ぐな眼差しで高らかに歌い上げていく。彼女たちの想いが詰まった熱い歌声が六本木に響き渡って、fav meにとっての『六本木アイドルフェスティバル』初ライブは大団円となった。 常に可愛らしく振舞いつつも、動きをしっかりとシンクロさせ、伸びやかに歌うパフォーマンスは4月にデビューしたばかりとは思えない堂々たるものだった。最後の挨拶で小野寺が“来年、もっと大きくなって戻ってきたいと思います”と決意を表明したが、その言葉に嘘はないと思わせる見事なパフォーマンスだった。

取材&文:竹内伸一
撮影:河邉有実莉

fav me『六本木アイドルフェスティバル2025』セットリスト
SE
蒼のラブレター 
あの空はずっとキミの⾊ 
CONNECT
すきなんかじゃ…にゃい!
CONNECT
ケーキを食べればいいんじゃない!?
New World
MC