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【インタビュー】MyDearDarlin’、豊洲PITの夜にすべてをかけて「私はライブの一瞬一瞬を愛している。だから、来てくれるみなさんにも、そうしてもらいたい」

今春に広山楓を新メンバーとして迎え、新たなフェーズへと踏み出した6人組アイドルグループ・MyDearDarlin’。7月10日(木)に新曲「Shout It Out」を配信リリースし、7月25日(金)に開催するフルバンドセットのワンマンライブ『ALL IN the LIVE』を前に、彼女たちはどんな想いを胸に抱いているのか? 今回、グループを結成時から支えてきた東條ゆりあと、そこに新たな風を吹き込む広山の2人に、現在のMyDearDarlin’と、ステージにかける想いを語ってもらった。

編集協力:竹内伸一
撮影:JET

強い想いを持って一緒に活動してくれるのは、すごく嬉しい(東條)

――広山さんはマイディアに加入して2ヵ月が経ちましたが、ご自身の変化について教えていただけますでしょうか?

広山 ライブへの向き合い方がマイディアに入ってすごく変わったと思います。マイディアは1本1本のライブに対してすごく時間をかけるんです。私が今までライブ前に考えていたことの何倍も何十倍もたくさんのことを考えて、1本1本に全力投球している、そんな感じなんです。それに追いつくためには、メンバーの何倍も何十倍も考えないとダメだなって思っていて。下準備をちゃんとするというか、いろいろなことをたくさん吸収して、いろいろなことを出せるように、たくさんのことを考えるようになりました。

――そういう広山さんの姿について、東條さんはどう思っていますか?

東條 私がマイディアに加入してきた側だったら、“マジできついな”って思っちゃうと思います(笑)。もらったセトリを全力でやる……それだけでは済まないことをいつもやっているから。

広山 ちょっとでも手を抜いてくれたら追いつきやすいのに、誰も手を抜いてくれない(笑)。常に高みを目指していて“To The Top”過ぎるので、ホントにもう何倍も何十倍ものスピードで追いかけていかないと……。

東條 そうだよね。私もしんどいだろうなって思う。でも、そういう想いを持って一緒に活動してくれるのは、すごく嬉しいことなので、私も追い抜かれないように、もっと頑張りたいなって思います。

――広山さんは、先輩たちの背中に近づいている感触はある?

広山 どんどん離れていっちゃうような感じです(苦笑)。いろいろなことをすればするほど届かないって実感しちゃうというか……。

東條 いや、追いつけないってことはないよ。でも、こっち側(既存メンバー)のことは、(ストイック過ぎて)自分でもキモいと思いますね(笑)。

広山 ほかのアイドルさんが、お試しでマイディアに入ったらびっくりすると思う。“何言ってるんだ、この人たち?”って(笑)。何の話をしているんだろう?って思っちゃうんだろうな。突き詰め方がすごいし、専門用語も多いし。

東條 カタカナ、多いよね。覚えられない(笑)。

広山 “その言葉は何ですか?”ってことも多い(笑)。ただ歌を練習するとか、ダンスを練習するとかじゃなくて……ホントに難しいんですよ(苦笑)。

――ちなみに、最近聞いた難しいカタカナは?

広山 私はずっと“インタラクティブ”が難しいんですけど……。

東條 インタラクティブって、ライブについての話し合いで出てこないことがないよね。

広山 だから、もう哲学みたいで。“インタラクティブとは?”みたいな(笑)。

東條 わかる!

広山 考えれば考えるほどわからなくなってくる……。

東條 ホント、カタカナ多いよね。私も昨日“インプットって何?”ってなった(笑)。

広山 ゆりあちゃんは、言葉を知らなすぎるんだよ(笑)。

東條 “インプット”わかるの?

広山 “インプット”はわかるよ。“寝耳に水”とかも知らなかったもんね(笑)。

東條 マイディアに入って、日常では使わない言葉をいっぱい教えてもらってる(笑)。

広山 賢くなるね、いいことだ(笑)。

――広山さんが加入して、グループは変わりましたか?

東條 楓ちゃん、めっちゃダンスがウマいんですよ。私はダンスが本当に苦手で、激しく踊っているからできているように見えるけど、ちゃんと見たら全然できていないタイプなので。私、マイディアに入って5年半くらい経っているはずなのに、楓ちゃんに“ここ、こうやって身体を動かしたらいいんだよ”って教えてもらってて。ホントに情けない先輩(笑)。めっちゃ良い意味なんですけど、楓ちゃん、遠慮がないというか、マイディアは控え目な子が多いんですけど、楓ちゃんはちゃんと話の中に入ってきてくれて。“時間だよ”とか、タイムキーパーも全部やってくれるし。新メンバーって普通はついてくる側だと思うんですけど、逆に引っ張ってくれている部分もいっぱいあります。しっかり者なので、頼りにしています!

広山 ありがとう(笑)。ホントは影を消していこうって思ってたんですよ。そんなにぐいぐい行かないようにしようって。でも、みんながあまりにもマイペース過ぎるので、言わざるを得ない(笑)。

東條 最近毎日のように時間のこと言ってるよね(笑)。

広山 “お願いだから時間を気にして!”って思ってる(笑)。

東條 しっかり者で助かります。

――早くも良いバランスみたいですね。

東條 ホントにそう!

広山 だったら嬉しい!

東條 MBTIのT(思考型)とJ(判断型)が、“計画性のあるタイプ”っていうメンバーがいないんですよ、マイディアには。

広山 (卒業した前メンバーの)葉山かえでちゃんから“私のMBTIはマイディアにとってすごく貴重だ”ってことを説明されて、“すごく大事だから頑張って!”っていう言葉をいただいたので、頑張らなきゃって思ってます(笑)。

東條ゆりあ

今のマイディアもいいなって思ってもらえるようなライブにしたい(広山)

――新曲「Shout It Out」はマイディアらしい熱いロックナンバーです。この曲についてはどう思っていますか?

広山 まだみんなで話し合えてないよね?

東條 バブルチャートっていう表があって、そこに“可愛い/カッコいい”“エモい/わちゃわちゃ”っていう分布があるんです。いつも新曲ができたら、そこに新曲を当てはめて“これはこういう曲だね”ってみんなで話し合うんです。でも「Shout It Out」は、まだそれができていなくて。このあと、たぶん話し合うと思うので、みんなでこの曲の理解を深めていきたいです。ただ、マイディアには「MDDシンドローム」という曲があって、それっぽいというか、それに続く曲というイメージで作っていただいたんです。「MDDシンドローム」は初めましての方にもすごく印象に残る曲というか、初めましての方に“好きになった曲はあった?”って聞くと、この曲を挙げる人が多いんです。ライブでも超盛り上がるし、大事な時には絶対セットリストに入れるし。だから「Shout It Out」も「MDDシンドローム」に続くような楽曲になればいいなって思っています。

広山 「MDDシンドローム」のメロディがちょっと入っていたりもするよね。いっぱい盛り上がる曲になっているので、たくさん聴いてほしいです。

東條 ライブで盛り上がることで、この曲がどんどん育っていくんだろうなって思います。

――広山さんは初めてマイディアの楽曲の中に自分の声が入ることになりましたが、いかがですか?

広山 サブスクでめっちゃ聴きました(笑)。

東條 可愛い(笑)。

広山 私の声がマイディアとしてサブスクで聴けるのが、嬉しくて嬉しくて。配信されてからくり返しずっと聴いてます。

――「Shout It Out」は、7月25日(金)のバンドセットワンマンライブに向けて、すごく意味がある曲ですよね。

東條 すごく楽しみ! 音源でやるのと、生バンドでやるのとでは、全然感覚が違うというか、同じ楽曲なはずなのに、全然違って聴こえるというか……。

広山 私もバンドセットでライブをやるのめっちゃ楽しみです。

東條 今までとは曲の印象が本当に変わるので、バンドセットでやると、その曲をより一層好きになることがあります。

――音源とは楽器の聴こえ方も変わりますからね。バンドセットライブの楽しいポイントはどんなところですか?

東條 ライブはいつも楽しいんですけど、その中でもバンドセットは1番好きなライブなんです。本当にもう心の底から笑顔になれるっていうか、超楽しいのが丸わかりだと思う(笑)。なんて言ったらいいんだろう……音もすごくカッコいいから、自分の表情もめっちゃいきっちゃうんです。バキバキにキマっている姿をいっぱい観ていただきたいですね(笑)。

――広山さんは加入してすぐに大規模なバンドセットライブに臨むことになりますが、意気込みは?

広山 私、レコーディングの時もそうなんですけど、本当にリズム感がないので、今すごく怯えています(笑)。でも、今回初めてイヤモニを作っていただいたので、カッコいいトップアーティストになった気持ちで、いきっていきって、カッコいい姿を見せたいですね。

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。

広山 今の6人のマイディアとしては最初で最後のバンドセットでのワンマンになるので……今のマイディアもいいなって思ってもらえるようなライブにしたいです(涙目)。

東條 どうしたの!?

広山 なんか、泣いちゃいそうになっちゃった(泣笑)。

――感極まってしまうほど、今回のワンマンライブに対して強い想いがあるんですね。

東條 今、売れているアイドル、人気があるアイドルって、けっこうキラキラしているグループ……別に私たちがキラキラしていないっていうわけでもないんですけど、すっごく可愛らしいアイドルが人気じゃないですか。マイディアは常に熱量高めで全力でやってきたアイドルだから、そういう今の時代には愛されていないのかもしれないけど、でも……ウマく言えないんですけど、私はライブの一瞬一瞬を愛しているんです。だから、来てくれるみなさんにも、そうしてもらいたい。みんなで大切な日にしたいと思っております!

広山楓

【新曲情報】
「Shout It Out」
作詞・作曲・編曲:薮崎太郎
配信サイト

MyDearDarlin’「Shout It Out」

【ワンマンライブ情報】
MyDearDarlin’フルバンドセットワンマンLIVE『ALL IN the LIVE』
日時:2025年7月25日(金)OPEN17:30/START18:30
会場:豊洲PIT
特設サイト
チケット販売ページ

MyDearDarlin’フルバンドセットワンマンLIVE『ALL IN the LIVE』