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【KAWAII BUZZ IDOL vol.1レポート】ゆるめるモ!、スプスラッシュ、ハピクリ、プエラの絶対値ら注目アイドルの熱狂ステージ!
写真:Sho Hayakawa
記事:米田麗美
編集:星野美咲
BUZZ LIVEと、プレイガイドサービス『BUZZチケ』の共催によるアイドルイベント『KAWAII BUZZ IDOL vol.1』が、2025年8月20日、BUZZ LIVE SHIBUYAにて開催された。記念すべき初回公演では、オープニングアクトのSUKI Idol Projectを皮切りに、ゆるめるモ!、スプスラッシュ、HAPPY CREATORS、プエラの絶対値といった注目グループが次々と登場。カワイイ魅力とバズるエネルギーに満ちたアイドルたちが集結し、新しい物語の始まりを思わせる熱気が渋谷の夜を彩った。
“好きって尊い!”SUKI Idol Projectの初々しい全力パフォーマンス

この日オープニングアクトを務めたSUKI Idol Projectは、”好き”で世界を変えるをコンセプトに、2025年6月22日の「大阪・関西万博」でプレデビューを果たした、空見あかね・恋羽りぼん・劉千裕・成瀬柚月の4人組アイドルグループだ。
制服モチーフの衣装に身を包んだ空見・恋羽・劉の3人が元気いっぱいに登場。この日は学業のため成瀬が不参加となり、3人体制でのステージとなった。



ライブはオリジナルソング「好きじゃなきゃやってらんない!」で幕開け。”好きって尊い!”のかけ声に合わせて3人が勢いよく飛び跳ねると、会場の熱気も一気に高まった。続く2曲目は、2020年に神宿がリリースし今も人気を集める「グリズリーに襲われたら♡」をフレッシュにカバー。最後は再び「好きじゃなきゃやってらんない!」を全力で披露し、SUKI Idol Projectならではの個性を強く印象付けた。
疾走感溢れる楽曲にキュン要素が煌めくプエラの絶対値

次に登場したのは、”絶対プラスになる女の子”をコンセプトに、2023年4月14日にデビューした楠茉夏(くすのき まなつ)プロデュースのアイドルグループ「プエラの絶対値」。
淡い水色を基調とした制服アレンジの衣装に、チェックやリボンの装飾をあしらい、ツインテールや編み込みに白い髪飾りを付けた姿が映える5人。楠茉夏、佐埜めるの、海凪りお、高石桜綾、七瀬すずかが登場すると、客席から大きな歓声が沸き起こった。

1曲目は「ビビラビ」。〈ぴょんぴょん〉という歌詞に合わせて飛び跳ねるメンバーの姿に、観客も開幕から一気に引き込まれていく。続く「あちゅ♡なちゅーにんぐ」では、観客の「L、O、V、E、ラブリー〇〇」といったどこか懐かしいコールが響き渡り、5人の伸びやかな歌唱と掛け合わさって会場の熱気をさらに高めた。


自己紹介を挟んで、「トワイライト」、「青春ReBoot!」を立て続けに披露。「青春ReBoot!」は爽やかなバンドサウンドとアニソンを彷彿とさせるような疾走感が印象的で、観客も拳を突き上げながら応えていた。


ラストを飾ったのは「好きって魔法」。〈君、君〉と歌いながら客席を指差す仕草や、落ちサビ前に揃った振り付けの中で際立つメンバーそれぞれの可愛らしさに、会場からは大きなコールが飛んだ。

プエラの絶対値 セットリスト
1.ビビラビ
2.あちゅ♡なちゅーにんぐ
3.トワイライト
4.青春ReBoot!
5.好きって魔法
笑顔と多幸感で渋谷を包んだHAPPY CREATORS

3組目は、”世界中にハッピーを届ける”をコンセプトに結成された7人組アイドルグループの”ハピクリ”ことHAPPY CREATORSが登場。

メンバーカラーと銀のラメ生地が組み合わさったフリル調の衣装で、松本せりな、七瀬こあ、橘あや、楠森しゅり、小鈴かれん、逢川あい、夏目りこの7人が登場。

1曲目は、自己紹介を織り交ぜたラップで展開する「はっぴー7」。「BUZZライブにお越しのみんな〜!クラップするよ!」というかけ声を合図に、観客がコールする場面も。

2曲目の「はっぴー大作戦」では、タイトル通りの多幸感あふれる歌とダンスで会場を魅了。「幸せになろ〜!」の声とともに、笑顔で飛び跳ねる7人の姿に客席も自然と笑顔が広がった。

MCではイベント名「KAWAII BUZZ IDOL」に触れ、「バズりたい!」とはしゃぐ場面も。「『かわいいバズアイドル』になれそうですかー!」の呼びかけを合図に始まった「しぇあはぴ」では、弾むようなダンスと半音を効かせた癖になる歌唱で独自の世界観を描き出した。

さらに「しあわせはまだなぞなのだぞ」では、緻密に詰め込まれた歌詞とEDMサウンドに、ダイナミックな振付とハイトーンの歌声が重なる。

続く「WORRY DESTRUCTION」では一転して、可愛らしさを残しつつ「がなり」が入った力強い歌唱を披露し迫力を見せつけた。

最後は「じゃじゃじゃじゃーん!!」。明るくポップなナンバーで会場を再び笑顔に包み込み、ステージを締めくくった。現在2度目の全国ツアー中で、チケット完売を目指して走り続けるハピクリ。全国に“ハッピー”を届ける彼女たちの今後に、ますます期待が高まる。
HAPPY CREATORS セットリスト
1.はっぴー7
2.はっぴー大作戦
3.しぇあはぴ
4.しあわせはまだなぞなのだぞ
5.WORRY DESTRUCTION
6.じゃじゃじゃじゃーん!!
爆発力全開!スプスラッシュの圧巻パフォーマンス

4組目に登場したのは、”爆発力最大、疾走感MAX!”を掲げる新世代アイドル、スプスラッシュ。2022年6月17日にデビューして以来、圧倒的なライブ力でファンを魅了してきた。

EDMサウンドが響き渡り、ダンスブレイクから幕を開けたステージ。
メンバーカラーを基調に、それぞれの個性を活かした衣装に身を包んだ兵頭妃華、佐々木ひなの、永瀬莉乃、越まりん、奥村ゆうの5人が姿を現すと、客席から大きな歓声が沸き起こった。

1曲目は「瞬間ブライダル」、続いて「もぐきゅんラブストーリー」とアップテンポな楽曲を連投。
特に「もぐきゅんラブストーリー」は、電波系を思わせる早口のサビが印象的で、観客のコールとも絡み合い、大きな盛り上がりを見せた。さらに「しぇきらっ!」では「トラトラ行くよ!」のかけ声を合図にコールが炸裂し、フロアとステージが一体となる。
自己紹介MCを挟み、後半はロック調の「カミナリ」で再スタート。

緩急のあるサウンドにのせてメンバーそれぞれの歌唱力が際立ち、落ちサビの「カミナリ鳴らせ」では観客がクラップで応える場面が印象的だった。

ラストスパートは「ファーステストラブサマー」「レジェンドメダリスト」と立て続けに全力のパフォーマンス。
明るく爽快な曲調で駆け抜け、汗だくになりながらも笑顔を絶やさない姿に、観客も元気をもらっていた。特に「レジェンドメダリスト」では「日体大!」コールを巻き込み、ユーモア溢れる場面も見せた。

今年6月にZepp Shinjukuでのワンマンライブ『MAX BOOST!!!!』を成功させたばかりのスプスラッシュ。さらなる飛躍が期待されるグループだ。
スプスラッシュ セットリスト
1.瞬間ブライダル
2.もぐきゅんラブストーリー
3.しぇきらっ!
4.カミナリ
5.ファーステストラブサマー
6.レジェンドメダリスト
“ゆるさ”の真骨頂にして唯一無二の存在感、ゆるめるモ!

トリを飾るのは、”ぼくらの音楽で君の心をゆるめるニューウェーブスター!”を掲げるゆるめるモ!が登場。メンバーカラーを基調としたチャイナ風の衣装に身を包んだ、ねるん、へそ、らき、まことの4人がステージに姿を現す。2人が体調不良で欠席し、この日は4人編成での出演となった。

1曲目は「KAWAIIハードコア銀河」。ゆるさと力強さが同居する独特のラップと歌唱が会場を一瞬で“ゆるモ色”に染め上げる。

続く「ゆるめるモん」では、ステージを縦横無尽に駆け回る自由な振り付けがグループらしさを存分に表現。さらに「もんもっちゃいな!」では観客からメンバーコールが巻き起こり、場内の熱気は一層高まった。

中盤では、大森靖子が提供したことでも知られる「うんめー」を披露。現体制だからこそ生まれる新たな魅力で楽曲に命を吹き込み、グループの今を力強く示した。

「must 正」ではメンバー同士が自然に触れ合い、観客もペンライトを掲げて呼応。サビの〈君は正しい 間違ってない〉では、観客が振り付けを真似しながら一体感を楽しむ姿が印象的だった。
ラストを飾ったのは「逃げない!!」。力強いメッセージと独自の空気感が交わるパフォーマンスに、観客もヘドバンやクラップ、振りコピで応え、会場全体が熱狂に包まれた。
ゆるめるモ! セットリスト
1.KAWAIIハードコア銀河
2.ゆるめるモん
3.もんもっちゃいな!
4.うんめー
5.must 正
6.逃げない!!
初回から熱気と多幸感に包まれた『KAWAII BUZZ IDOL vol.1』。
本イベントは今後も定期的に開催される予定であり、さらなる盛り上がりが期待される。次回はどのようなラインアップで渋谷の夜を彩るのか、引き続き注目したい。